日本SHL2018年度決算について

SHLの決算発表があったので、見てみましょう。

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例年通り、順調に成長していることがわかります。代り映えなく、順調に成長しています。

なお、上記推移から、元々当社へ依存している会社はどんどんサービスを利用していることがわかりますが、そうでない会社が増えてきており、そういう会社はあまり色々なサービスを利用せず、簡単に利用できる商品だけ購入している事が見受けられます。

実際、決算資料にそのような記載がありました。

当社の経常利益率は40%を安定して超えています。日本企業では、突出して高いです。業種は異なりますが、米フィリップモリスに匹敵します。まさに驚異的です。しかし利益はこの傾向が続くと、徐々に利益率が減少していく可能性もあります(ペーパーレス化で利益率上昇を図っていますが)が、売上が増えるため、利益は増えていく事が想定されます。なので利益率の減少はあまり気にしなくてもいいような気がします。

 

また、現金がやばいくらい積みあがっています。ほぼ、BSの半分以上が現預金で、さらに長期預金や投資有価証券が1,000,000もあるなんて、金の塊のようなBSです。実際、リーマンショック時でも減配はありませんでした。将来減配の心配なく、景気悪化→業績悪化→株価暴落があると、むしろ自社株買いが行われリターンが上がることすら想定されます。

 

将来のリスクは、SHL本社が契約を打ち切った時はどうなるかわかりませんが、現状ではPER13倍で配当率4%程度でこんな素晴らしい企業が買えるなんてって思います。

 

IBMとは大きな違いですね。