ナルミヤインターナショナルについて

今年9月の再上場したナルミヤインターナショナルについて、分析を行おうと思います。

同社は、百貨店中心とした出店が時代にそぐわなくなり業績不振に陥り、非上場となり、現社長の石井氏が百貨店一部撤退とショッピングセンターを中心に出店を行い、業績が立ち直ってきたので再上場した経緯があります。

そして、近年はネット販売も力を入れて、同部門も急成長しています。

つまり、百貨店(業績横ばい)、ショッピングセンター(業績向上)、ネット販売(業績向上)、アウトレット等の部門で構成されています。

ちなみに売上構成比率は、有価証券届出書に記載がありましたので、添付します。

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そして店舗増加率は、

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今後の成長率は、

毎期30億円のトップラインを伸ばす。引き続き成長ドライバーとなるショッピングセンターへの出店を毎期20店舗を目安に続ける。既存店に20店舗加わることで、毎期20億円の増収を見込む。ECについては、PCサイトが中心とする画面構成だったが、スマートフォンインターフェイスを改善し利便性を高めたことから、実績として10億円の増収に寄与している。売上高比率を20%に高め、毎期10億円ほどの増収を目指す。アパレルから「コト」のサービスに広げていく。19ブランドの商品ラインと記念写真を組み合わせる。我々が撮った写真を当日に渡していくサービスを展開する。9月中に「マリン&ウォークヨコハマ」の100坪を超える大型スタジオを開設し実験を始める。中長期的には50億円以上のサービスを展開できるのではないかと考えている。

社長インタビューより

 

表にまとめると

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つまり、今後、5年間で8%程度の売上成長が見込まれます。優待も考えているという事だそうです。

なお、2Qの利益進捗率が15%となっており、株価が下落しているそうですが、今まで順調に成長できてきた企業が急に業績悪化し、それを上場直後で経営者が予測出ないとは考えにくいので、通期では予算達成してくれると考えれるんじゃないかなぁと思っています。