久しぶりの更新
久しぶりにブログを更新しようと思います。
最近は、株価の下落が激しいですね。
でも、株価が下落すると、今まで見えていなかった景色(下手すると地獄絵図?w)が見えます。しかし、違った景色を見ると、新たな発見があり、購入ルールを構築するきっかけになります。
今回の下落で気づいた事をメモします。
・私は、積み立て投資も行っていますが、株価下落が起きるとその分購入するようにしていました。しかし、100下落して100購入するようでは、資金が枯渇する恐れがあるので、100の下落が1ヵ月で戻るなら購入は30にし、数か月株価が戻らないなら100購入するように購入のペースを滑らかにしました。
・株価下落局面では連続増配企業は心強いなーと感じました。結局、為替やインフレの影響から逃れられませんが、増配が続く限りは増加率が未確定な債権と変わりないからです。こういう視点で見ていると、株価下落にも余裕ができます。
・企業の決算でKPIが増加しているなら業績が多少悪化し、株価が暴落しても持っていられますが、経営者が自分の企業を私物化しているような情報を見つけると(子会社が親会社に私物化されているなど)それは投資損益にかかわらず、即、撤退した方がいいと改めて思いました(損が出始めたら、当初の投資方針を再確認するため、決算書を見ると不幸にも発見するケースが多いのですが・・・)。その時は自分がしっかり見ていなかったという事と、相場環境に関する運が悪かったとあきらめることにしました。
ナルミヤインターナショナルについて
今年9月の再上場したナルミヤインターナショナルについて、分析を行おうと思います。
同社は、百貨店中心とした出店が時代にそぐわなくなり業績不振に陥り、非上場となり、現社長の石井氏が百貨店一部撤退とショッピングセンターを中心に出店を行い、業績が立ち直ってきたので再上場した経緯があります。
そして、近年はネット販売も力を入れて、同部門も急成長しています。
つまり、百貨店(業績横ばい)、ショッピングセンター(業績向上)、ネット販売(業績向上)、アウトレット等の部門で構成されています。
ちなみに売上構成比率は、有価証券届出書に記載がありましたので、添付します。


そして店舗増加率は、

今後の成長率は、
毎期30億円のトップラインを伸ばす。引き続き成長ドライバーとなるショッピングセンターへの出店を毎期20店舗を目安に続ける。既存店に20店舗加わることで、毎期20億円の増収を見込む。ECについては、PCサイトが中心とする画面構成だったが、スマートフォンのインターフェイスを改善し利便性を高めたことから、実績として10億円の増収に寄与している。売上高比率を20%に高め、毎期10億円ほどの増収を目指す。アパレルから「コト」のサービスに広げていく。19ブランドの商品ラインと記念写真を組み合わせる。我々が撮った写真を当日に渡していくサービスを展開する。9月中に「マリン&ウォークヨコハマ」の100坪を超える大型スタジオを開設し実験を始める。中長期的には50億円以上のサービスを展開できるのではないかと考えている。
社長インタビューより
表にまとめると

つまり、今後、5年間で8%程度の売上成長が見込まれます。優待も考えているという事だそうです。
なお、2Qの利益進捗率が15%となっており、株価が下落しているそうですが、今まで順調に成長できてきた企業が急に業績悪化し、それを上場直後で経営者が予測出ないとは考えにくいので、通期では予算達成してくれると考えれるんじゃないかなぁと思っています。
個別株のリスクについて
引き続き、今日も「巨象も踊る」を読んでいました。気になる点があったので、以下に記して思うところを記載しようと思います。
世界の偉大な企業はいずれも、日々の実行で競争相手に差をつけている。市場で、工場で、物流で、在庫管理で、その他もろもろのすべての点で差をつけている。偉大な企業が競争相手との激闘を避けられるほど、真似のできない強みをもっているケースはめったない。
個人投資家のブログや証券会社の銘柄紹介でも、よく優良企業や競争優位をもっている、ワイドモードがあるなど記載されていますが、数十年単位でみると、どの銘柄も長期の業績低迷リスクや倒産リスクがあることがわかります。現在の地位などは、結局どれだけ時間が稼げるかという事なのかと考えさせられます。
そうなると、30年単位で見てみると、この企業は配当貴族だからとか大丈夫とかはいえず、現在投資しようとしている企業はどのような業界で、どのような地位を築いていて、どのような業績推移で財務状況なのか、また成長戦略の実現可能性を評価しできないといけません。さらに市場をアウトパフォームするには、市場が知らず自分だけが知っている情報があると確信できないといけません。
サラリーマン個人でそこまでの事を異国の大企業に対してできる自信はありません。結局は市場が効率的で正しいという前提に経つことが賢明に感じてきます。つまり、どれに投資しても同じになり、VTIなどのETFを購入するのが一番だという結論になります。
ということで、来年からVTIを定期積立しようかと思います。
プレミアグループのキャッシュフローと財務に潜むリスクについて
小型成長株を取り扱っている投資家が大好きなプレミアグループについて、思っている事を述べようと思います。
プレミアグループは、主に中古車販売の際のローンの仲介と故障時の補償を行っている会社です。同社は、ローン提携時に購入者から一括してローン仲介手数料(保証料)をもらい負債に計上します。また、故障に関する保険について、保険料を契約時に一括して得て、負債に計上されます。ともに、ローンの貸し倒れや車の故障がなければ、時の経過とともに負債から収益に振り替えられます。このため、PLに計上されている収益は数年前に同社が獲得した資金を一部計上しているだけであって、現在の資金獲得額ではありません。
何が言いたいのかというと、同社は収益がストックされているから将来の業績は安定的ですよ的な事がIR資料等に記載されていますが、たしかに業績(PL)は安定的かもしれませんが、キャッシュフロー(CF)はどうなるかわかりません。仮に新規の取引が激減した場合、PLは好調でもCFが絶不調になる可能性があります。
こうなったとき、減配の可能性もかなり高くなります。
同社の決算資料を見る際は、他の会社よりKPIがかなり重要だと思います。ここが停滞した場合、売りを考えないといけないかもしれません。一方で利益率も重要です。利益率が低下すると、やはりCFも悪化します。
今のところ、どちらも好調なので大丈夫だと思いますが。。。PLの収益の成長率だけ見て安心していると火傷する可能性があります。BS上の現預金も先日紹介した日本SHLのようにため込んでいるわけではありません。
このように同社はCFにリスクがあり、同社が言っているように低リスクの財務構造ではないように思えます。
市場シェアが高まり成長余力がなくなってきた時、新規事業が育っていないと、上記問題が顕在化してくるかもしれないので、IR資料はよく見ていこうと思います。
IBM巨象も踊るについて3
ちょっと間が空きましたが、表題の件の本を読んで非常に共感した部分があるので、紹介します。
企業文化についてですが、以下のようにルイス・ガースナーは述べています。
文章①
IBMでの約十年間に、わたしは企業文化が経営のひとつの側面などではないことを理解するようになった。ひとつの側面でなく、経営そのものなのだ。組織の価値は要するに、それを構成する人びとが全体として、どこまでの価値を生み出せるかで決まる。
・・・中略・・・
どんな分野の組織であろうと、これらの正しさがDNAの一部になっていなければ、長期にわたって成功を続けることはできない。
文章②
成功している組織はほぼすべて、その組織の偉大さをもたらす要因を強化する文化を確立している。この文化は、それが形成されたときの環境を反映している。環境が変わったとき文化をかえるのはきわめてむずかしい。そして、文化が組織の適応能力を制約するきわめて大きな障害になる。
文章①ですが、逆にとらえると、長期にわたり株主価値を創出している企業については、今後も長期にわたり株主価値を創出しつづけるであろうと予測ができます。
しかし、文章②で釘が刺されています。つまり、環境が変化しなければ文章①の状態は続くと。。
ここで私の考えですが、環境の変化が多い業界は変化への対応も企業文化の一部に組み込まれているというか企業文化に柔軟性が高いと考えられます。しかし変化を頻繁に行う必要がある点でリスクが高いと思います。一方で環境の変化が少ない業界は企業文化を変化させる機会は少ないが、仮に変化があった際、対応が遅れる可能性がある。
しかし、どちらのタイプであったとしても、大企業であれば、財務的余裕や顧客基盤、ブランド力等で規模の小さいまたは新興企業より時間が稼げ、また見えない資産を保有し、企業文化を含む立て直しができやすいのではないかと考えてしまいます。実際、最近だとマイクロソフトやアドビ、結構前ですがジョブズ復活前のアップルは見事に復活を果たしています。となると、今のIBMは買い場でないかとも思えてきます。しかし、復活する確信もないため、結局、投機になるのだと思います。
結局はわからないので、VTIなどのETFか高配当・成長株が一番のような気がするという結論に戻ってきます。
NISAロールオーバーについて
そろそろ2014年にNISA枠で購入した銘柄がロールオーバーするか否かの判断を迫られる時期に着ました。
判断基準としては、評価額が120万を超えていると全銘柄をロールオーバーし、そうでなければ特定口座に払いだせばよいかと思います。理由は、120万未満なら、売却し再度同じ銘柄を同じだけ投資してもロールオーバーのどちらを選択しても税金上は変わりがないからです。一方で120万を超えると、ロールオーバーしなければ、仮に同額で同銘柄を購入した場合、120万を超えた分は課税枠になってしまうからです。
私は、一応、120万を超えているので、今年は全銘柄をロールオーバーしようと思っています。銘柄と損益状況は以下の通りです。
シェブロン 10.44%
IBM -28.44%
アルトリア グループ 102.85%
フィリップ モリス インターナショナル 14.01%
ウォルマート インク 52%
エクソン モービル -9.46%
配当込みでトータル40%程度でした。S&P500が65%くらいだったのでかなり大負けですね。S&P500をアウトパフォームしたのはアルトリアグループだけでしたね(ウォールマートは配当込みでとんとん?)。
個別銘柄ごとの分析ですが、アルトリアは素晴らしいですね。ドル高になると相対的に米国人はお金持ちになり、結果、お金持ち商売の企業は儲かるのですかね?反対にドル高で相対的に貧乏になっている国の人に商品を売っているフィリップモリスは苦戦しているのでしょうかね?そう考えると米国の繁栄が続く限りアルトリア>フィリップモリスとなるのでしょうか。
ウォールマートは、AMAZONの台頭でバフェットに売却され、一時株価が下がっていたような気がしますが、当社の頑張りによりEコマースは成長し、株価にもそれが反映されていますね。同じくバフェットに見放されたIBMは減収減益が続き調子が悪いですね。あげくの果てに、自社株買いもやめるとの事で、さらに株価が下がる可能性がありますね。
原油銘柄は、シェール革命のダメージが抜けませんね。今は原油高ですが、将来原油安になると業績悪化→株価下落が予想されるので、まだまだ我慢の期間が長そうですね。ただし、株価が長期低迷すれば、ナンピンのチャンスですが、NISAだとそれがしにくいですね。
まとめると
<調子がいい銘柄
タバコ・小売り
<調子が悪い銘柄
石油・IBM
5年間の投資成績を見ていると、色々と反省点があり成長につながりそうですね。
日本SHL2018年度決算について
SHLの決算発表があったので、見てみましょう。

例年通り、順調に成長していることがわかります。代り映えなく、順調に成長しています。
なお、上記推移から、元々当社へ依存している会社はどんどんサービスを利用していることがわかりますが、そうでない会社が増えてきており、そういう会社はあまり色々なサービスを利用せず、簡単に利用できる商品だけ購入している事が見受けられます。
実際、決算資料にそのような記載がありました。
当社の経常利益率は40%を安定して超えています。日本企業では、突出して高いです。業種は異なりますが、米フィリップモリスに匹敵します。まさに驚異的です。しかし利益はこの傾向が続くと、徐々に利益率が減少していく可能性もあります(ペーパーレス化で利益率上昇を図っていますが)が、売上が増えるため、利益は増えていく事が想定されます。なので利益率の減少はあまり気にしなくてもいいような気がします。
また、現金がやばいくらい積みあがっています。ほぼ、BSの半分以上が現預金で、さらに長期預金や投資有価証券が1,000,000もあるなんて、金の塊のようなBSです。実際、リーマンショック時でも減配はありませんでした。将来減配の心配なく、景気悪化→業績悪化→株価暴落があると、むしろ自社株買いが行われリターンが上がることすら想定されます。
将来のリスクは、SHL本社が契約を打ち切った時はどうなるかわかりませんが、現状ではPER13倍で配当率4%程度でこんな素晴らしい企業が買えるなんてって思います。
IBMとは大きな違いですね。