個別株のリスクについて

引き続き、今日も「巨象も踊る」を読んでいました。気になる点があったので、以下に記して思うところを記載しようと思います。

 

世界の偉大な企業はいずれも、日々の実行で競争相手に差をつけている。市場で、工場で、物流で、在庫管理で、その他もろもろのすべての点で差をつけている。偉大な企業が競争相手との激闘を避けられるほど、真似のできない強みをもっているケースはめったない。

 個人投資家のブログや証券会社の銘柄紹介でも、よく優良企業や競争優位をもっている、ワイドモードがあるなど記載されていますが、数十年単位でみると、どの銘柄も長期の業績低迷リスクや倒産リスクがあることがわかります。現在の地位などは、結局どれだけ時間が稼げるかという事なのかと考えさせられます。

そうなると、30年単位で見てみると、この企業は配当貴族だからとか大丈夫とかはいえず、現在投資しようとしている企業はどのような業界で、どのような地位を築いていて、どのような業績推移で財務状況なのか、また成長戦略の実現可能性を評価しできないといけません。さらに市場をアウトパフォームするには、市場が知らず自分だけが知っている情報があると確信できないといけません。

サラリーマン個人でそこまでの事を異国の大企業に対してできる自信はありません。結局は市場が効率的で正しいという前提に経つことが賢明に感じてきます。つまり、どれに投資しても同じになり、VTIなどのETFを購入するのが一番だという結論になります。

ということで、来年からVTIを定期積立しようかと思います。