フィリップモリスインターナショナル 決算推移

こんばんは

みんな大好きタバコ銘柄の中でも人気のあるPMの業績を確認していこうと思います。

とりあげた理由は、近年、業績が横ばいなのに、増配を続けて、配当性向がとうとう2017年度には100%を超えてしまって、大丈夫か!?と心配になったことと、ずっと業績が横ばいで、原因は為替と書かれていることが多いのですが、どれくらいの影響があって、どれくらいの期間がそうなのかという事を確認したくなったからです。

 

では、業績推移を確認していこうと思います。

 

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2017年度は税制改革の影響があってEPSが下がっています。これを度外視するとほぼ配当性向が100%弱になっているのがわかります。2013年度から為替の影響が大きく、この十年の単純平均のOI成長率で6.3%も影響があります。つまり、ドル安が発生すると、organicの成長+5%弱くらいのEPSの成長が見込めるかもしれません。でも、ドル安になるということは、円評価では配当も安くなるし株価もさがりますんで、あまり関係ないかもしれません。

ちなみにマーケットシェアも2017年度以外はほぼ横ばいです。2017年度は加熱式タバコによる影響だそうですが、cigaretだけだと市場シェアに変化がない事を考えると、やはり加熱式タバコの行方が大きく会社の成長に影響しそうですね。私はタバコを吸いませんが、味に好みがあるそうで、そういったところで棲み分けができそうですね。どこが大きなマスを取れるかの勝負になりそうですね。