またまたIBM 2018 3Q決算について
IBMの2018年3Qの決算(3ヵ月)が発表されました。
内容は、以下の通りです。
REVENUE -2% 評価 ×
GROSS PROFIT -2% 評価△
GROSS PROFIT MARGIN ±0% 評価〇
NET INCOME -1% 評価△
REVENUEは、前年度好調だったIBM Zの販売が落ちてCognitive Solutions内のTransaction Processing Softwareが -8%、一方でその他の部門は一定。戦略必須事業が多いと思われるCognitive Solutions内のSolutions Softwareも -3%というのが痛手。一方でGROSS PROFIT MARGINの下落に歯止めがかかったのは評価できます。
また、戦略必須事業の推移は以下の通り
12monthsの推移を見ているとわかりますが、ibm revenueが2017年度を谷になり若干増加傾向になっていたところ、今回の決算で少し足踏み状態となりました。また、戦略必須事業の売上高の成長率が落ちていますが、売上高が増えてくると想定される事象です。一方、GP率の減少は歯止めがかかってきています。これは、単純に利益率が高い戦略必須事業の割合が上昇しているからだと思いたいです。
但し、以下の記事を発見しました。
どうやら方向転換を行うそうです。合理的な判断だと思いますが、結果はどうなるかわかりません。なんせ永遠の不発弾なので。ただし、近い将来の決算発表時に公表される経営数値は変更されるかもしれませんね。